テンソルを既約表現に分解すること
ヤング図形について考える.やはり未だに理解が浅い.
添え字の対称化,反対称化は,結構本質的な内容に思えてきた.
テンソルを既約表現に分解するときには,まず,添え字が置換群の表現になるように分解する.
といった具合に.
さらに不変テンソルを用いて,トレースとトレースゼロのテンソルに分解する.
SO(3)のテンソルを例にとると,を用いて,2階対称なテンソルを/3と分解できる.
完全対称なテンソルとのテンソル積を既約表現に分解することを考えてみる.
となっており,SとAがそれぞれ置換群の既約表現となっている.
これは,ヤング図形において,n個の横に並んだ箱と1個の箱の直積を考えると,n+1個の横に並んだ箱とN個の横に並んだ箱の下に1個箱が付け加わったものに分解されることと対応している.
これを一般化すれば,とのテンソル積を分解できるはずだ.
SやAを演算子だと思って,vの添え字を一個ずつ足していくことを考える.その際に,v由来の添え字は対称化されていると仮定すれば,不要な項は除去できるはず.
めんどくさいから計算してないけど.