拘束のある力学系・メモ
ラグランジアンが与えられれば,最小作用の原理(オイラー・ラグランジュ方程式)からの発展が導かれる.
ルジャンドル変換によりハミルトニアンに移行する.,.
この時,になると,をに関して解けなくなる.
これは拘束条件があるということ.
を微小に変化させると,となり,で陽に書けていなくとも,に依らないことがみてとれる.
について,だから,
である.オイラー・ラグランジュ方程式を用いた.
このとき,変分は自由ではなく拘束条件をみたすもの,すなわちであるから,
,.
つまり,ポアソン括弧を用いれば,であることが分かる.はの任意の関数.
はどうすれば決まるか.の0から時間発展しても0にとどまらねばならない.
がの条件下で0にならねばならない.から新しい拘束条件が出なくなるまで拘束条件をとりつくす.
を変形して,行列が正則な部分と0になる部分を分ける.
正則な部分は第2類の拘束条件と呼ばれ,をあらわに書ける.
0になる部分は第1類の拘束条件であり,ゲージを固定しなければいけない.