復習

状態は真空に生成演算子を掛けたものとして定義される.
全ての演算子は,生成・消滅演算子によって構成することができる.
ローレンツ不変でクラスター分解原理をみたすハミルトニアンを構成するには,場を作ってそれを組み合わせて作ればよい.


場の演算子の交換関係からプロパゲーターが出てくるが,場によってはローレンツ非共変な項が出てくる.これはハミルトニアンに非共変な項を付け加えて消すことができる.正準形式ではこの項は自動的にでてくる.


粒子が存在するとそこから場を構成してハミルトニアンをつくるが,場のラグランジアンが与えられてそれを量子化する場合が多い.その場合,\frac{1}{2}\partial_\mu \phi \partial^\mu \phiとか\bar{\psi}(i\partial_\mu \gamma^\mu - m)\psiとか-\frac{1}{4}F_mu\nu}F^{\mu\nu}という項があって,他の項が摂動と見なせる場合は,スピン0,1/2,1の粒子があってそれが相互作用していると見なせるだろう.
一般的にある場があって,それがスピンいくつの粒子であるかを判定するのは難しいように思える.