ゴーストのささやき

QEDにおいて,非物理的な偏極をもつ光子が生成されないのは,ward-高橋恒等式により保証されている.
非可換ゲージ場ではどうか.同じ条件をみたすために,FPゴーストという補助的な場が必要となる.
で,非物理的なゲージボゾンもFPゴーストも観測されないし,S行列のユニタリ性も保証されるようになっているようだが….
やはり,気に入らない.とても人工的な処方に感じられる.非物理的なものが出てくるのは出発点(量子化の仕方とか)がおかしいんじゃないのか.
その方が扱いが簡単だ,ということなのかなあ.
まあ,くりこみも最初は気に入らなかったけど,ある程度意義のあるものに思えてきたし.
そのうち醍醐味が分かるかもしれない.